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トヨタホームは、鉄骨メーカーで標準仕様のレベルも高く、予算が都合できればぜひ契約したいと思ったくらい気に入ったメーカーでした。
3回の打合せで値引き交渉した結果、特別に400万円もの値引きを提案してもらえました。他のお客さんには提案したことないくらいの割引額らしいです。
坪単価も思ったより低く、鉄骨構造のハウスメーカーの中では、コスパ抜群だと思います。見積もりや値引き交渉の様子、坪単価などを詳しく書いていきますので、よろしければ参考にしてください。
※本記事の内容は2021年のものです。最新情報を確認したいあなたは、無料の資料一括請求サービスを利用して情報収集することをおすすめします。
この記事では、
トヨタホームは値引き交渉は可能?
トヨタホームの坪単価の相場は?
という疑問の答えが分かります。
トヨタホームの特徴
まずは、私が7社のハウスメーカーを比較する中で感じた、トヨタホームの特徴をご紹介します。
鉄骨構造
トヨタホームは鉄骨構造を採用しているハウスメーカーです。
木造と鉄鋼のどちらが良いのかは議論が尽きないところですが、鉄鋼の方が数十年後も劣化しにくいということは事実なのかなと思います。
20年後のリセールバリューは鉄鋼構造の家のほうが高いですしね。
他にも私が個人的に感じる鉄骨構造のメリットとしては、次の3つがあります。
- 構造柱(抜けない柱)が少ないので大空間をつくれる
- シロアリのリスクがない
- 工場で作るから安定して高品質
特に、柱の数を少なくできるので大空間を作れるというところに魅力感じました。
メリットがある反面デメリットもあります。
例えば、鉄は熱伝導性が高いので、木造に比べて気密性断熱性が低くなってしまうこと。
住み心地や光熱費に影響してくるので、気になるところです。
最長60年保証
トヨタホームでは、初期保証30年でその後有料の点検を行っていけば、最長60年の保証を受けられます。
一方、アイ工務店は初期保証20年、有償点検をすれば30年まで延長できます。
他のローコストハウスメーカーだと、10年保証のみというところも多くあります。
トヨタホームの保証が長いのは、家の性能や品質への自信の現われですね。
見積書に詳細金額が書いてある
トヨタホームの見積もりと坪単価を後ほど詳しく紹介しますが、契約前の段階でかなり詳細な金額まで載せた見積書をもらうことができます。
さらに、無くても困らないようなオプション費用も契約前にも関わらず見込んでくれているので、誠実さを感じます。
例えば、LIXILのリシェルSIの「らくパッと収納」や「米びつ」などです。他にもあるので画像を見てみてください。
アイ工務店やタマホームなどのローコストメーカーではオプション対応になってしまうので、契約後に金額が増えてしまう要因になりますが、トヨタホームではその心配は少なさそうです。
この時にもらった金額の詳細は、他社との打合せの時にも大いに参考にさせてもらいました。
カタログが豊富
トヨタホームでは、たくさんのカタログをもらうことができます。
例えば、こんな感じのカタログを何冊かとキャンペーンのお知らせなどのチラシも一緒にもらえます。
どのカタログも完成度が高く、眺めているだけで面白いです。
トヨタホームとしてはこれを見てトヨタホームに興味をもってほしいのだと思いますが、私は単純に家づくりの参考に読まさせていただきました。
アイ工務店はカタログがほとんどないので、かなりありがたかった。
しかし、カタログを全員に配るというのはそれなりにコストがかかるもの。
個人的には、アイ工務店のような余計なコストを徹底的に省いた経営方針のほうが好きです。
トヨタホームの間取り
トヨタホームについて分かってきたところで、私が実際に作ってもらった間取りをご紹介します。
本題の見積もりや値引き交渉と坪単価は後ほど書いていきますが、この間取りに対しての価格になるので、もう少々お付き合いください。
間取りと床面積
3回目の打合せでもらった間取りがこちら。
1階は約35帖で柱のない大空間LDKが素敵。鉄鋼構造の家の最大のメリットですね。
2階は主寝室を含めて3部屋とウォークインクローゼット(WIC)が3箇所。奥さんのお洋服が多いので、クローゼットを大きくしてほしいという要望を反映してくれました。
今見ても、打合せ回数が少ないにもかかわらず、大体の希望が反映されていて、完成度の高い間取りに感じます。
トヨタホームは設計力も高そうですね。
床面積(ルーフバルコニー含まない)は、
1階24.27坪
2階21.26坪
となっています。
これを基に後ほど坪単価を計算していきます。
外観イメージ図
外観パースも作ってくれました。
外壁の色なども契約後に変更していくことになりますが、この段階でもなかなかおしゃれな家になっていますね。
トヨタホームの見積書
それではいよいよ見積もりです。
見積もり金額の一覧
詳細金額は後でお見せするとして、まずは全ての費用が載った見積書です。
この中で坪単価に関わるところは以下の3箇所です。
- 延床面積・・・45.53坪
- 建物本体価格・・・約3010万円
- 値引き額・・・約400万円(150+150+100)
値引きは400万円というすごい額になりました。割引率で言えば10%以上です。
こんなに大金を割引いてもらえた理由はこの後書いていきます。
続いて、建物本体価格の内訳の詳細です。
何にいくらかかるのかが一目瞭然なので、誠実感のあるハウスメーカーです。
アイ工務店では図面確定後ですらこんなに細かく出してくれません。。。が、コストカットのためだと思うので不満ではないです。
トヨタホームの坪単価
続いて、先ほどの見積書から坪単価を算出していきましょう。
値引き額を考慮しない場合の坪単価
値引きの金額は交渉方法や人によって異なるので、割引がなかった場合の坪単価を算出してみます。
計算式は以下のようになります。
建物本体価格(3010万円)÷延床面積(45.53坪)=約66.1万円
従って、坪単価は66.1万円となりました。
アイ工務店は52.5万円だったので、比較すると13万円以上高いことになります。
仮に13万円差だとすると、45坪で585万円の価格差になるので、かなり大きな違いですね。
値引きを考慮した坪単価
次に、400万円の値引き額を計算に含めて坪単価を出してみましょう。
(建物本体価格(3010万円)-値引き(400万円))÷延床面積(45.53坪)=約57.3万円
割引額を本体価格から減額すると、坪単価は57.3万円となりました。
この金額にオプション費用を多少追加したとしても、坪単価は60万円くらいになりそうですね。
鉄骨構造のハウスメーカーはかなり高いイメージがありましたが、トヨタホームは比較的お手頃なので、建て坪によっては手の届く範囲かもと思いました。
私は延床面積50坪を実現したかったので、トヨタホームの坪単価でもアイ工務店との価格差が大きく、悩みぬいた末に諦めることにしました。
400万円の値引きを引き出した方法
トヨタホームでの値引き自体は珍しくないようですが、400万円という割引額は中々ないみたいです。
営業員の方も
役員に掛け合って、他のお客さんにはできないような値引き額を用意しました
と、おっしゃっていました。
この割引額を引き出せたポイントは次の3つです。
- ハウスメーカー紹介サービスを利用(150万円減額)
- 提携企業に勤務している(150万円減額)
- 契約したいから価格を何とかしてほしいと交渉(100万円減額)
順番に説明していきます。
ハウスメーカー紹介サービスを利用(150万円減額)
トヨタホームへ行ったきっかけは、ハウスメーカーの一括紹介サービスを利用したことでした。
一括紹介を利用することの利点は多くありますが、最大のメリットは特別な値引きを期待できること。
これからハウスメーカーを探す方は、業界最大手のタウンライフ家づくりというサービスを利用してみると、大きな値引きをしてくれる可能性が高まります。
タウンライフ家づくりに登録している企業は、トヨタホームやアイ工務店はもちろん、大和ハウス、積水ハウスやへーベルハウスなどの審査を通過した安心できるハウスメーカーのみです。
意図しないメーカーに情報がいってしまうこともなく、あなたの希望に合ったメーカーのみを選んで資料を請求することができます。
しかも、あなたオリジナルの間取りも作ってくれるので、ハウスメーカーと面談する前に間取りを熟考することができ、時間も大幅に節約することができます。
仕事や育児で忙しいあなたにピッタリのサービスだと思います。
利用者数もこれまでに110万人を超えていて、利用満足度No.1を獲得するなど「無料なのに利用しないのはもったいない」と言えるサービスです。
ただし、デメリットとして、地元の小さな工務店は登録されていないことが多いので、地場企業も候補にいれているかたは、これとは別に探す必要があるので注意してください。
提携企業に勤務している(150万円減額)
私の勤務先はたまたまトヨタホームの提携先でした。
トヨタ自動車にパーツを販売していますが、資本関係などはなく、全く関係ないと思っていました。
しかし、トヨタホームの営業員さんによると、意外と多くの企業が提携しているとのことでした。
さらに言えば、
「知り合いの方が提携企業に勤務しているだけでも大丈夫ですよ」
とのことです。
トヨタグループはかなり幅広いので、知り合いでも良いのであれば、ほとんどの人が対象になるのではないでしょうか。
契約したいから価格を何とかしてほしいと交渉(100万円減額)
ここまでの値引き2つは、
・タウンライフ家づくりを利用する
・提携企業に勤務または知り合いがいる
という条件を満たしていれば、多少の交渉で適用してくれると思います。
これに加えて、さらに100万円の値引きをもらうには、粘り強く交渉していく必要があります。
私の場合は、
安くて性能の良い家を建てる他のハウスメーカーも気になってるいんだけど、トヨタホームが一番気に入っているから価格をなんとかしてほしい!
ということを何度も伝えていました。
そして、多少出まかせでもいいので、根拠を持っていくら割り引いて欲しいのかを伝えるとさらに良いです。
そうすると、営業さんに本気度が伝わって、上司やさらにその先の上司まで交渉に行ってくれると思います。
このようにして交渉した結果、追加で100万円の割引を適用してもらうことができました。
まとめ
以下の3点を踏まえて価格交渉した結果、合計400万円もの値引きを適用した見積もりをもらうことができました。
・ハウスメーカー紹介サービスを利用
・提携企業に勤務している
・契約したいから価格を何とかしてほしいと交渉
見積書から坪単価を算出すると、
値引きを考慮しない場合・・・66.1万円
値引きを考慮した場合・・・57.3万円
となりました。
これからハウスメーカーに決めるあなたにできることは、まずタウンライフ家づくりを利用して、値引きの可能性を高めることだと思います。
気に入らなければ契約しなければよく、損することはないので、お気軽に試してみることをおすすめします。