
- いつか犬を飼いたい
- 料理好きだけど家事は楽したい
- 東証プライム市場上場企業の研究職
- 延床面積50坪の家(2022年12月入居)
- ハウスメーカー7社を比較しアイ工務店と契約
前回の記事では、外壁周りの水濡れ問題について書きました。
今回は、建築中に降った雨が家の内部に与える影響を調べるためにホームインスペクターを入れた結果を書いていきます。
2カ月も放置されるという特殊な事例の我が家ではありますが、床材が明らかに濡れて黒変している箇所があるなど、問題がないとは思えない状態でした。
調べた結果やはり、各所に問題があり、結果的に1階と2階の床材(床合板)は全て交換という流れになりました。
調査の過程と、交換の費用負担などについて書いていきます。
水に濡れて変色・灰汁発生・カビ発生した箇所
素人目に見ても、明らかに正常な木材の状態とは違う箇所がいくつもありました。
例えば、雨漏りにより水に濡れて黒く変色した箇所。

次は、2階の床合板と梁の間に浸透した水分の影響で灰汁が発生した部分。
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なお、灰汁(木から染み出る黒いシミ)は一概に悪いものではないみたいですが、この箇所に発生しているのは、水に濡れた証拠と言えます。
最後は、インスタやツイッターでもたまに見かける「カビ」です。

カビかどうかは検査しないと分かりませんが、後でホームインスペクターの人に聞くと、ほぼ100%カビだと思うとのことでした。

アイ工務店の担当者は「カビかどうかは調べないとなんとも言えない」との一点張りでしたが
ホームインスペクションを手配
当然ながら、アイ工務店としてはホームインスペクションを入れて欲しくはありません。
そのため、ホームインスペクションをしたい場合は、施主が主導して、業者探しと日程調整をする必要があります。
私の場合は不要でしたが、最近ではアイ工務店が立ち合い費用を請求する場合があるみたいです。
ホームインスペクションサービスを提供している会社を探し、電話で依頼しました。電話口では家の状況を伝えて、最も有効な方法を考えてくれました。
最近では、新築の途中で複数回ホームインスペクションを入れる人も増えているみたいですね。
今回は、最低限の床材・柱・筋交い・梁の水分量測定とその他目視チェックを依頼しました。
水分量検査当日の雨漏り
ホームインスペクションを予約し、現場監督さんとも日程を調整できたので、いざホームインスペクション当日です。
ところが、この前日に大雨が降った影響で、屋根材が一部壊れ、大規模に雨漏りしてしまったようです。
雨漏りの影響で1階や2階が濡れてしまっています。




この箇所はもはや水分量を測るまでもなく規格NGですね。。。
ホームインスペクションの様子
水分量(含水率)を測っていく様子がこちらです。


測定機器を突き刺して、直接水分量を測っていきます。
基礎の内部にも水が浸入していたので、こちらも目視チェックしてもらいました。


前々から水があることは分かっていましたが、実は大問題らしく、すぐに乾燥させたほうがいいとのことでした。。。



以前に私自身が指摘したときは、現場監督さんにあまり問題ないと言われてしまったので、それを鵜呑みにしてしまっていました
測定結果
各所を測定し終わったらその場で結果を聞きます。
その結果の概要がこちら
- 床合板(1階2階共に)の含水率が高すぎるので交換推奨
- 1階の床合板の水分量から推測すると、床下の蒸気がかなり木に吸収されているので、床合板を剥がしたら数日乾燥させること
- 基礎内部に水が溜まっているので、可能な限り早く水を出すこと
- このまま家を建てると、カビの発生や床鳴りなど大きな問題に発展する
- 梁や柱の含水率は適正目安の範囲内だから問題ない
ということで、床合板は全て張り替え推奨とのことでした。
後日、これらの結果をまとめたレポートをメールで送ってくれました。
詳細は省略しますが、このような内容です。


アイ工務店の対応
上記の結果はアイ工務店の現場監督さんも一緒に聞いていました。
気になる対応ですが、全ての結果を受け入れて対応するとのことでした。
対応内容と費用負担は以下になります。
- 1階と2階の床合板を全て剥がす
- 基礎内部の水をすぐに除去する
- 基礎が完全に乾くまで工事は進めない
- 土台や梁などの床合板が接していた箇所は濡れていた可能性があるのでカビ処理とカビ防止を行う
- 費用はアイ工務店負担
意外とすんなり対応を決めてくれたので、ホームインスペクションを入れてよかったなとおもいました。
ホームインスペクターを入れたのに、結局なにも対応してくれなくて後悔する人もいるようなので、私の事例はラッキーなのかもしれません。



他の施主さんがどうかは分かりませんが、我が家の場合のアイ工務店はトラブルがあってもいつもしっかりと対応してくれています
雨水の侵入経路
今回は、家の内部の木材が水を含んでいたり、濡れていることで床合板全てを交換するということになってしまいした。
屋根の破損による雨漏りは分かるとしても、土台内部にたまった大量の水は一体どこらから入ってきたのでしょうか?
現場監督さんの想像にはなりますが、これは土台と耐力面材の間にある通期スペーサーの隙間から入ってきたみたいです。


こちらの記事にかいたように、防水シート施工をせずに2カ月も放置した影響ということですね。
皆さんは、雨水が侵入しないように細心の注意を払ってもらうようにお願いすることをお勧めします。
次回の記事では、是正工事の様子を書いていきます!

