床下収納の穴が、図面と違う位置に開いていました。
見つけたその場で電話し、開けなおしてもらっています。費用は0円でした。
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新築の現場は、行くたびに形が変わっていきます。
その日は、床に構造用合板が張られたところでした。
四角い穴が1つ開いていて、図面とは位置が違いました。
床下収納の開口です。
- 開口が図面と違う位置に開いていたときの現場の様子
- 気づいてから枠が入るまでの日数
- 修正にかかった費用
- 長期優良住宅で点検口が要る理由
- この記録で言えないこと
【結論】床下収納の開口が図面と違う位置
床下収納の開口は、図面とは違う位置に開いていました。
気づいたのは2022年9月です。
床に構造用合板が張られた日でした。
その場で現場監督に電話し、修正をお願いしました。
| 日付 | 現場の状態 |
|---|---|
| 2022年9月23日 | 図面と違う位置に開口が開いていた |
| 2022年9月25日 | 壁際に移して枠が入っていた |
| 2022年12月25日 | ゴミ箱の引き出しの下に収まっていた |
我が家の床下収納は、中の箱を外すとそのまま床下に入れる作りです。
収納庫と点検口を兼ねています。
ロコズ穴が開いてしまったあとだったので、直せると聞くまでは落ち着きませんでした。
開口の下に見えたコンクリート土間
床に開いた穴の下には、コンクリートの土間が見えていました。


張り終えたばかりの合板に、四角い穴が開いていました。
穴のふちには白い断熱材の切断面が出ています。
その下がコンクリートの土間です。
図面では、開口はもっと壁に寄った位置にありました。
立って見比べて、位置が違うと分かりました。
発見したその場で現場監督に電話
気づいたその場で、現場監督に電話しました。
持って行った図面と、目の前の床を見比べました。
写真に残っている撮影時刻は12時13分です。
その電話で、図面と位置が違うことを伝えました。
言いにくさはありました。
ただ、床の合板はこのあとフローリングで覆われます。
言うなら、その日しかありませんでした。
壁際に移動して中1日で入った枠
2日後には、枠が壁際に移って入っていました。


次に現場を撮ったのは9月25日の朝でした。
枠は壁際に移り、図面どおりの位置に収まっています。
日付は写真のExif(=撮影日時などがファイルに残る記録)から読み取ったものです。開口を撮ったのが2022年9月23日12時13分、枠が入った状態を撮ったのが9月25日9時6分でした。これは私が現場に行った日の記録であって、大工さんが作業した日でも、かかった時間でもありません。中1日というのは、私が見た間隔にすぎません。
図面どおりに直す修正で費用は0円
この修正で私が払った金額は0円です。
正直なところ、直す費用はこちら持ちになるのかと思っていました。
図面と違う箇所を図面どおりに直す修正なので、費用はかからないという説明でした。
実際に、あとから請求されたものはありません。
ここから先は制度の話なので、急ぐ方は次の見出しまで飛ばして構いません。民法は、引き渡されたものが契約の内容に適合しないとき、注文者が修補を請求できると定めています(第562条)。この規定は売買以外の有償契約にも準用されます(第559条)。ただし期限があり、不適合を知った時から1年以内に通知しないと請求できなくなります(第637条)。私は法律の専門家ではありません。個別の判断は、契約書を持って専門家に相談してください。


長期優良住宅の告示が求める点検口
長期優良住宅では、点検口の設置が告示で決まっています。
我が家は長期優良住宅の認定を受けました。
認定の基準は、国土交通省の告示第209号に書かれています。
木造の場合として、次の内容があります。
- 区分された床下空間ごとに点検口を設けること
- 区分された小屋裏空間ごとに点検口を設けること
- 床下空間の有効高さを330mm以上とすること
「区分された床下空間ごと」と書かれています。
基礎で仕切られた区画ごとに要る、という意味です。
点検口の位置は、好きに決めてよいものではありませんでした。
私の考察です。図面に描かれた位置には理由があったのだと、告示を読んで分かりました。当時の私は「思っていた場所と違う」としか言えていません。理由を知っていたら、もう少し落ち着いて話せたと思います。
我が家の見積書には「長期優良住宅申請+グリーン住宅ポイント申請費」という行があり、35万円でした。
ただし補助金の申請費と合算された1行なので、内訳は分かりません(補助金と申請費がほぼ同額だった話/初回面談時の見積もり)。
有効高さ330mmは、コンクリート等の上端から測った、床下空間で最も低い部分の高さと定義されています。一方、床下収納庫のメーカーが示す「必要床下高さ」はフロア面から測るものです。基準面が違うため、この2つを直接比べて差を語ることはできません。
ふた板は584mm角という規格寸法
ふた板のカットガイドには584mm角と印字されていました。
枠の上には「ふた板カットガイド」という台紙が載っています。
床の仕上材を584mm角の正方形に切るよう指示されていました。
取手を付ける窓の寸法も、別に指定されています。
つまり床下収納は規格品です。
現場で寸法を測って合わせるものではありません。
位置がずれていたら、枠をずらすのではなく開けなおすことになります。
ゴミ箱の引き出しの下に収まった開口
完成後の開口は、ゴミ箱の引き出しの下に収まっています。


壁際に移した開口は、カップボードの下に入りました。
ゴミ箱の引き出しを手前に引くと、床にふたが出てきます。
人が立って作業する場所からは外れました。


キッチン全体で見ると、開口はカップボード側の端にあります。


新築の不具合は築後3年未満で46.5%
新築の相談では、不具合の46.5%が築後3年未満に出ています。
公的な相談窓口の集計に、その数字があります。
公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターの年報です。
| 項目 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 新築の住宅トラブル相談 | 8,952件 | — |
| うち不具合が生じているもの | 6,677件 | 74.6% |
| 不具合発生時の築後年数が判明 | 3,356件 | — |
| うち築後3年未満 | — | 46.5% |
早い時期に出る不具合が多い、ということです。
これは電話相談の集計であって、住宅全体で不具合が起きる割合ではありません。相談した人の中での割合です。また、この年報に「床下」という部位の項目はありません。床下のミスがどれくらい起きているかは、ここからは分かりませんでした。
我が家1棟・2022年の記録という限界
ここから先は注記なので、急ぐ方は次の見出しまで飛ばして構いません。
- 我が家1棟の記録です。2022年9月の現場で、施工はアイ工務店です
- ずれ幅は測っていません。図面と位置が違うと分かっただけで、何mmずれていたかは記録していません
- 作業日と所要時間は分かりません。写真の撮影日時が中1日だったというだけです
- 製品のメーカーは特定していません。カットガイドの文言だけでは製品を断定できないためです
- 申請費35万円の内訳は分かりません。補助金の申請費と合算された1行になっています
- 費用0円は我が家の場合です。誰が負担するかは契約の内容によって変わります
「よくあるミスなのか」「他社でも起きるのか」は書けません。比べられる件数を私は持っていないためです。この記事は発生率を示すものではなく、我が家で起きたことの記録です。


床合板が張られた日に見ておく1か所
床の合板が張られた日に、開口の位置だけ見ておくと安心です。
床下収納の開口が見えるのは、短い期間だけです。
合板を張ってから、フローリングが載るまでのあいだに限られます。
そこを過ぎると、床の下に隠れて見えなくなります。
- 図面を持っていく。床下収納の位置は図面に描かれています
- 開口と壁の距離を見る。図面と同じかを、その場で見比べます
- 違ったらその日のうちに伝える。合板の段階なら開けなおせます


床下収納の位置でよくある質問
- 床下収納の位置はあとから変えられますか
-
我が家は床の合板を張った段階で気づいたため、開けなおして壁際に移せました。フローリングを張ったあとに同じことができるかは、確かめていません。
- 図面と違う施工を直してもらうと費用はかかりますか
-
我が家では0円でした。図面と違う箇所を図面どおりに直す修正だから、という説明を受けています。誰が負担するかは契約の内容によって変わるため、契約書を持って確認してください。
- 床下収納と床下点検口は違うものですか
-
我が家のものは兼ねています。収納の箱を外すと、そのまま床下に入れる作りです。
- 床下点検口は必ず必要ですか
-
長期優良住宅の認定を受ける場合、国土交通省の告示第209号で「区分された床下空間ごとに点検口を設けること」が定められています。我が家は認定を受けました。
- 床下収納の開口はどのくらいの大きさですか
-
我が家に入った製品では、ふた板を584mm角にカットするよう指示されていました。製品によって異なります。


図面と違う位置に開いた開口のまとめ
床下収納の開口は、図面と違う位置に開いていました。
- 気づいたのは2022年9月23日、床に合板が張られた日だった
- その場で現場監督に電話し、修正をお願いした
- 9月25日の写真では、枠が壁際に移って入っていた
- 図面どおりに直す修正だったため、費用は0円だった
- 長期優良住宅では、区分された床下空間ごとに点検口が要ると告示で決まっている
- ふた板は584mm角の規格品で、枠をずらして合わせることはできない
- 完成後はゴミ箱の引き出しの下に収まり、人が通る場所から外れた
現場に行くのは、気が重い日もあります。
それでも、床が張られた日だけは見に行く価値がありました。


出典一覧
- 国土交通省「長期使用構造等とするための措置及び維持保全の方法の基準(平成21年2月24日 国土交通省告示第209号)」第1 一 構造躯体等の劣化対策(2026年8月21日取得)
- 公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住宅相談統計年報2025 2024年度の住宅相談と紛争処理の集計・分析」(2026年8月21日取得)
- デジタル庁 e-Gov法令検索「民法(明治29年法律第89号)」第559条・第562条・第637条(2026年8月21日取得)
- 現場の日付と時刻は、我が家の現場写真4枚のExif記録より
- ふた板584mm角と取手の窓寸法は、我が家に入った製品のふた板カットガイドの印字より
- 長期優良住宅の申請費は、rocoz.jp の初回見積書の記事と補助金の申請費の記事より
