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今回は、タマホームの営業さんがこっそりと教えてくれた、タマホームで安く家を作る方法を紹介していきます。
最後の最後で契約をお断りした私だからこそ、最高に安い条件で建てる方法を聞けたと思うので、これから家を建てるあなたが読んで損はないと思います。
- 坪単価の値引き方法と金額
- オプション費用の削減方法
- 外構を安く抑える方法
- 土地の仲介料を安くする方法
タマホームで家を安く建てるためのポイント
タマホームで家を安く建てるためのポイントは次の3つです。
- 坪単価とグレードアップ費用の値引き交渉
- 外構費用を安くする
- 土地の仲介手数料を低くしてもらう
順番に見ていきましょう。
坪単価とグレードアップ費用の値引き
坪単価の値引き交渉や、グレードアップ費用のサービス交渉をするデメリットは基本的にありませんので、ドンドン言っていきましょう。
ただし、やりすぎると営業さんとの関係が悪化してしまうので、根拠のない要求はし過ぎないように注意が必要です。
ここでは、
- 実際の値引き金額
- 実際にあった値引き交渉の様子
- サービスできるオプションの内容
について、順番に書いていきます。
坪単価の値引き金額
前提として、タマホームは元々の価格設定が他のメーカーに比べると安いため、値引きが厳しいハウスメーカーとして有名です。
他のメーカーで新築する場合は、数十万円~数百万円の値引きをもらえることが多いですが、タマホームでは値引きがなかったという口コミもよく聞きます。
私の場合は、こちらの記事でご紹介したように、1坪あたり5000円の値引きをもらいました。
47.38坪の家を計画していたので、47.38坪 × 5000円 = 236,900円の値引きになります。
もちろんないよりは嬉しいですが、他のハウスメーカーと比べると少し少なく感じますね。
坪単価の値引き交渉の様子
アイ工務店では競合他社の存在を匂わせたりして頑張りましたが、タマホームでは、ほとんど値引き交渉に力を入れませんでした。
その理由は、最初の打合せでこんなやり取りがあったからです。
本当に坪単価を5000円以上安くできなさそうな雰囲気だったので、それ以上の交渉はしませんでした。
その代わり、オプションとして追加したいものをサービスしてくれないか交渉することにしました。
グレードアップ費用のサービス交渉
タマホームでは、サービスできるオプションの内容が予め決められています。
そのため、私たち施主ができるのは、それを包み隠さずに教えてもらうことです。
サービス内容は「大安心の家」や「木麗な家」シリーズによっても違うので、営業さんに希望を伝えて、どうすれば最高の家を建てられるか相談しましょう。
私の場合は「木麗な家」のほうがサービスしてくれる内容が多く、詳細な計算していませんが、金額にして大体50万円分くらいでした。
主なものは、玄関ドアの電子キー化や乾太くん費用などです。
外構を安く抑える方法
ここまでの値引きやオプションサービスがタマホーム公認の方法だとすると、ここから下は裏技的な方法になります。
そのため、しつこく言ったりすると営業さんに嫌がられる可能性があるので、空気を読みながら実行することをおすすめします。
タマホームの外構紹介料
どのハウスメーカーでもそうですが、家本体と一緒に外構計画も進めてくれます。
何もわからない施主にとっては、大手のハウスメーカーさんが外構も考えてくれて、計画を管理してくれるので安心です。
でも、ちょっとここで考えてみましょう。
外構工事をするのは基本的にタマホームとは何も関係のない地元の業者さんです。そのため、具体的な打合せはその業者さんと進めることになります。
それでは、タマホームは一体何をしてくれるのか。それは、業者さんを紹介することと、スケジュールを管理してくれることです。
そして、タマホームには外構業者さんの紹介料を支払う必要があります。金額はこっそりと教えてもらいましたが、申し訳ありませんがここに書くことはできません。
と言っても、ここまで読んで下さったあなたのために、フワフワっと書くと、消〇税くらいの金額です。
外構の紹介料を抑える方法
もうピンときている方もいらっしゃるかもしれませんが、外構を施主(自分)で手配することで、タマホームに支払う紹介料を節約することができます。
こうすることで、総額にもよりますが、外構費が数十万円安くなります。
見積書を公開したときも書きましたが、私の家の場合は外構費が400万円以上見込まれていたので、節約額は40万円くらいになります。
重要なのは、外構を自分で手配したいということを最初に言ってはいけないということです。
なぜなら、外構の大枠はタマホームに考えてもらって、見積りを外構業者に取ってもらってからでも遅くないからです。
タマホームに伝えるタイミングとしては、契約直前が良いと思います。
言い方としては、「外構費用を削減したいので、自分で手配したい。それでもよければ契約したいと思います」のような感じでしょうか。
私を担当してくれた営業さんは親切な方だったので、見積りが出そろって契約をしぶっていると、
と教えてくれました。
外構を施主が手配するメリットとデメリット
タマホームの場合、外構を施主自身が業者に依頼すると、費用を抑えられるというメリットがあります。もちろんデメリットもあるので、タマホームに任せてしまう方も多いと思います。
ここでは、外構を施主が手配するメリットとデメリットを整理してみましょう。
メリットは外構費用を節約できるという点です。
デメリットは3つ挙げられます。順にみていきます。
デメリット①外構業者を自分で探す
まず、外構業者は自分で探す必要があります。エクスショップのようなネットの大手業者に依頼する方法と、「〇〇県 外構」などと検索して地元の業者を探す方法などがあります。
外構業者は規模の小さな会社が数が多くあり、口コミや評判を聞く機会も少ないので、自分で業者を見極める必要があります。
少しでも安心できる業者を探すためには、タマホームの営業さんに情報をもらいましょう。
タマホームと付合いのある外構業者さんであれば一定の信頼は置けるはずなので、優秀な業者さん複数社を聞き出しておきましょう。
ただし、契約後は対応が悪くなる可能性があるので、契約直前に聞くとよいです。
デメリット②相見積もりを自分で出す
相見積もり(複数業者に見積り依頼)を自分で出さないといけないということもデメリットですが、価格が適正かどうか確かめる大事なステップですので、頑張りましょう。
デメリット③建築状況を外構業者と共有
最後に、建築スケジュールの調整も必要になります。
外構は家本体がほぼ完成してから開始です。
そのため、家の完成が遅れると外構の着手日も変わってくるので、状況を逐一外構業者さんと共有する必要があります。
数十万円を節約するためです。このくらいの手間は仕方ありませんね。
土地の仲介手数料を安くする方法
最後に、家と同時に土地も買う方のみ使える方法です。結論を言えば、私の場合はタマホームで契約する場合、土地の仲介手数料を半額にしてくれるという提案をもらいました。
金額にして、約25万円の値引きになります。
では、なぜこんな提案をタマホーム側からもらえたのかという経緯を書いていきます。
土地の仲介手数料とは
まず、土地の仲介手数料ってなんだろう?という方に向けて。
詳しい説明は、専門家のWebサイトに任せますが、簡単に言えば、土地を購入するときに不動産会社に支払う手数料です。不動産会社はこの手数料が主な収入源です。
手数料の金額は法律で決められていて、400万円以上の土地の場合
(土地の価格) × 3% + 6万円 + 消費税 となります。
私が購入した土地は1300万円だったので、
1300万円 × 0.03 + 6万円 + 消費税 = 49.5万円です。
・・・というのが、ハウスメーカーや不動産会社の一般的な説明です。
もちろん間違ってはいないのですが、顧客目線の説明かというと、決してそうではありません。
なぜなら、上記の金額はあくまで仲介手数料の上限金額だからです。
なので、不動産会社が利益を削って安くしようと思えば、安くできるんですね。
私はとある理由があって、半額の25万円値引きを提案してもらいました。
25万円の手数料値引きを提案された理由
自分で土地を探してすんなりと契約する場合は、基本的に仲介手数料は値引きしてもらえません。
それなのに、私が値引きしてもらえた理由は、次の2つです。
①タマホーム紹介の不動産業者と土地を探した
②アイ工務店の方に気持ちが傾いているということを正直に伝えた
どういうことなのか、順番に説明していきます。
①タマホーム紹介の業者と土地探し
ハウスメーカー選びと同時に土地も探している頃、タマホームさんを訪れると、土地は専門家と探したほうがいいということで、不動産業者を紹介してもらいました。
条件に合いそうな土地を提案してもらい、その方と色々な土地を実際に見て回っていました。
最終的に条件に合う土地を見つけ、その不動産業者を仲介者として土地を購入することにしました。
土地は値下げ交渉が可能ですので、この業者さんを通じて値下げ交渉を依頼したりしました。
結局、ライバル購入者が現われ値下げは叶いませんでしたが。。。
仲介手数料はこの不動産業者に支払うことになります。
②アイ工務店の方に気持ちが傾いていると伝えると
タマホームの間取りや見積りも大体決まってきたところで、アイ工務店と迷っているということを伝えました。
さらに、どちらかと言えば、アイ工務店と契約したいと考えているとまで言ってしまいました。
迷っていると伝えた翌日、不動産業者から電話が入り、こんな会話になりました。
半額というと約25万円の値引きになるので、アイ工務店に傾いていた気持ちが少し心が揺らぎました。
この不動産業者さんにとっては、契約するのがタマホームだろうがアイ工務店だろうが仲介手数料が入るのでどちらでも良いはずです。
それでもこんな電話がかかってくるのは、おそらくタマホームから仲介手数料を下げるように圧力がかかったのかなと想像します。
ということで、今回は特殊な例になるかと思いますが、値引きの難しいタマホームと契約することで、土地仲介手数料を半額にできるというお話でした。
結局アイ工務店と契約してしまうので、この話はなかったことになってしまいますが。。。
ハウスメーカーに土地探しを依頼する方法
今回は、ハウスメーカー経由で土地を探してもらうことで、仲介手数料の値引きを提案してもらうことができました。
土地と家を同時に買う方にしか役立たない情報ではありますが、仲介手数料にも交渉の余地があるというのは意外と盲点だったのではないでしょうか。
そして、これから土地と家を買う計画をしているあなたに朗報です。
戸建て向け資料請求サービス最大手の【PR】タウンライフ家づくり
登録しているのは超大手をはじめとしたこんな会社です。実際にやりとりをするのは各ハウスメーカーの営業さんなので、安心して資料請求を依頼して大丈夫です。
私のおすすめランキング1位と2位のアイ工務店とタマホームもしっかり入っています。
色々な会社に自分でアプローチしていくのは大変なので、一括で資料請求することで手間が省けます。気に入らない会社とは連絡をとらなければいいだけですし、もらった資料は後々役に立ちますよ。
もちろん無料ですし、競合他社の存在を匂わせることで多額の値引きを引き出せる可能性も高いので、利用しない手はないかと思います。
タマホームでお得に家を建てる方法のまとめ
若干裏技的な方法もありましたが、タマホームで安く家を建てる方法を書いてきました。簡単にまとめてみましょう。
①坪単価の値引き交渉
⇒1坪あたり5000円の値下げを獲得(47.36坪で236,900円分)
②オプション費用のサービス交渉
⇒約50万円分のグレードアップ費用をサービス
③外構を安くするために施主手配
⇒約40万円の節約
④土地の仲介手数料を安くした
⇒タマホームを断りかけたところで、半額(25万円)の値下げ提案をもらった
これらを全部足し合わせると、約140万円分の値引きになります。
タマホームはそもそも値下げが厳しいことを考えると、立派な値引き額だと思います。
これらの交渉の末、無事安く家を建てられる条件にできたのですが、アイ工務店の魅力には勝てず、タマホームはお断りしました。