
- いつか犬を飼いたい
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家づくりを進める上で、現場での確認やチェックはとても重要ということを身に染みて感じているこの頃。
今回の記事では、上棟から完成までの流れを簡単に整理し、特に耐力壁の施工について、実際に施工後の我が家で見つかった施工ミスも踏まえて書いていきます。
上棟から完成までの流れ
初めに、上棟から家が完成するまでの流れを簡単に整理しておきましょう。
家の構造を強化するために耐力壁を設置する
床構造材を設置し、床下の通気や防湿処理を行う
屋根の骨組みを組み立て、屋根材を設置する
耐力壁に防水シートを貼り、構造体を湿気や雨水から保護する
外壁材を設置し、外装を仕上げる
内壁材を設置し、天井や床の仕上げを行う
各設備の配管や配線を行う
各設備を設置し、接続を行う
クロス張りやフローリングの施工を行う
最終的な仕上げや清掃を行い、検査を受ける

今回は、②耐力壁の施工について書いていきます。
構造用耐力面材(ノボパン)とは
アイ工務店では、柱や筋交いに加えて、構造用体力面材(ノボパン)という部材を使って、地震に強い家を作ります。


構造用耐力面材ノボパンの正式名称はnovopanSTPⅡで、日本ノボパン工業株式会社の主力商品です。
壁倍率という面の強さを表す指標は最高ランクの「壁倍率5」です。
詳しくは、日本ノボパン工業の公式サイトをご確認ください。
アイ工務店では、耐震性をさらに高めるためにAIダンパーという鋼製の制振ダンパーを使用しています。





これらを適材適所に組み合わせることで、コストを抑えつつも地震に強い家を作れることがアイ工務店のいいところですね。
ノボパン施工直後の我が家
ノボパンを施工した直後の我が家の様子がこちら。


ドアや窓などの開口部以外には全てノボパンが貼り付けられています。
ノボパンを張り付けてさえしまえば、耐震性はほぼ確保されているので、仮に大きな地震が来ても安心です。
と思いきや、後日、家の中に入ってみると、ノボパンが適当に施工されている箇所がちらほら。。。



皆さんにも絶対に確認してほしいので、その施工ミスを見ていきましょう。
ノボパン施工後に見つけたミス
ノボパン施工で発覚したミスとは、釘の打ち損じが多く、しっかりと固定されていないということです。
例えばこんな感じ。


本来柱に刺さるべき釘がノボパンを貫通しているだけで、釘の意味を成していません。
先ほども書きましたが、構造用耐力面材であるノボパンは家の構造を強化して地震に強い家にしてくれる効果があります。
しかし、それはあくまでもしっかりと施工した場合の話。
今回のように、固定が適当な場合は、もしもの際に本来の力を発揮してくれません。
全部で数十本がきちっとした位置に釘がささっていませんでした。



外側から刺すから狙いを定めにくいのかもしれないけど、これはちょっとひどい。。。という思いでした。
釘の打ち直しを依頼
当然ながら、このミスを見逃してしまうと、家が本来の設計強度よりも弱い家になってしまいます。
そんな家には安心して住めないので、すぐに釘が飛び出している部分のやり直しを依頼しました。
監督さんは「やり直します」と即答してくれました。
ただ、気持ちとしては



こちらから指示する前に、どうみてもミスなんだからやり直してくれてもいいのでは・・・?
という感じでした。
まぁ、ミスはどの会社でもあることですし、アイ工務店はミスを指摘したら素直に認めてしっかりと対応してくれるので良い会社だとは思います。
こまめな現場チェックが大切
今回は、釘の打ち損じ箇所をすぐに発覚し、修正を依頼したため、大事にならずに済みました。
ただ、この箇所は後で吹付断熱で隠れてしまう場所のため、早めに見つけないと、後で確認することはできません。
そのため、業者さんの施工をあまり信じすぎるのではなく、自分の目で部材がきちんと固定されているかどうかを確かめるべきだと思います。
しかし、アイ工務店は支店によっては施主が現場に入ることを禁じていると聞きます。
理由は定かではありませんが、その場合でも現場監督さんにしっかりと確認するように伝えて、きちっと時間をかけてチェックするように依頼しましょう。

