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アイ工務店は、坪単価に対して標準仕様のグレードが高く、そのままでも十分良い家を建てることができます。
たとえば、LIXILキッチンの最上位グレードの「リシェルSI」を標準設備として選ぶことができます。
今回は、そんなアイ工務店の標準仕様を詳しく解説していきます。
標準仕様で建てた場合の坪単価はこちらの記事をご覧ください。
2023年の新仕様N-eesで変わった点は以下の記事にまとめていますので、合わせて読んでいただけると嬉しいです。
【断熱性大幅強化】アイ工務店の新商品N-eesの変更点【キッチンはオリジナルへ】
キッチンの標準グレード
さっそく、キッチンから見ていきます!
アイ工務店のキッチンは、次の4社が標準仕様です。
- LIXIL(リシェルSI)
- TOTO(ミッテ)
- タカラスタンダード(オフェリア)
- グラフテクト(1グレードのみ)
少し前までパナソニックのキッチンも選べたようですが、コスパが悪いから標準仕様からは除外したそう。支店によってはクリナップも選べるみたいです。
人気はやはりLIXIL。
理由は、最上位グレードの「リシェルSI」を選ぶことができるから。
当ブログでも、LIXILのキッチン選びの記事を見に来てくれる方が大勢います。
他の3社も含めて、グレードの一覧表から、アイ工務店の標準になっているのはどの辺りなのか、グレード順を確認しておきましょう。
グレード | LIXIL | TOTO | タカラスタンダード | グラフテクト |
---|---|---|---|---|
1 | リシェルSI (標準) | ザ・クラッソ | レミュー | 1グレードのみ |
2 | ノクト | ミッテ (標準) | グランディア | – |
3 | シエラS | – | トレーシア | – |
4 | – | – | オフェリア (標準) | – |
5 | – | – | エーデル | – |
6 | – | – | リフィット | – |
このように、LIXILは最上位グレード、TOTOは2番目、タカラスタンダードは4番目のグレードを選ぶ事ができます。
※タカラスタンダードのグランディアとオフェリアはホームビルダー向けの仕様なので、正確じゃないかもです。参考程度にしてくださいね。
グラフテクトは、1グレードのみを展開しているので、グレードの選択肢はありません。
その分、高品質なのにお手頃価格で、サイズや色によらず均一価格なので、私のように大きくて黒系カラーのキッチンが欲しい方にはめちゃめちゃおすすめです。
また、TOTOのザ・クラッソなど、差額を支払えば最上位グレードに変更することももちろん可能です。
ただし、標準仕様の中から選んだ方が、値引き率が高いので、お得にキッチンを入れられます。
ここで注意してほしいのですが、私がしばらく勘違いしていたことがあります。
それは、標準仕様から選んだ場合でも、キッチンメーカーによって価格が違うということ。
え?当たり前ですかね(汗
この中では、LIXILのリシェルSIの価格が一番高く、好みの色に変えたり、オプションを少しつけると、途端に値上がりします。
たとえば、キッチン本体とカップボードの扉色を人気のグレーズグレー(中級グレード)にするだけで、約20万円のオプション費をとられるなど、世知辛い世の中ですね。
ちなみに私は初回のショールームで調子にのって色々オプション付けた結果、キッチン本体とカップボード合わせて216万円の増額になってしまいました(笑)
標準仕様でも十分なんだけどね。。。
価格と使い勝手と見た目のバランスが一番良いメーカーを選ぶためにも、一度は4社とも真剣に検討してみることをおすすめします。
お風呂(浴室)の標準グレード
浴室は、次の3社から選べます。
- LIXIL(リデア)※旧アライズ
- TOTO(サザナ)
- タカラスタンダード(リラクシア)
アイ工務店の営業さんによると、人気はLIXILとTOTOらしいです。
グレード順は次の通り。
グレード | LIXIL | TOTO | タカラスタンダード |
---|---|---|---|
1 | スパージュ | シンラ | プレデンシア |
2 | リデア (標準) | サザナ (標準) | レラージュ |
3 | – | – | エメロード |
4 | – | – | リラクシア (標準) |
5 | – | – | ミーナ |
※リラクシアはホームビルダー専用のグレードなので、参考程度にしてください。
お風呂は比較的グレードが低めですね。
ただし、浴室への入口扉が折れ戸ではなく、1枚扉(ちょっと値段高い)が標準など、最安値の仕様ではありません。
私は、LIXILのアライズ(いまのリデア)が良かったのですが、1818サイズを選ぼうとすると、同じアライズでもタイプがグレードアップしてしまって、やたらと高価格になってしまうことが判明。
我が家はメーターモジュールでちょっと広いので、色々なところでお金がかかるよ~
TOTOの「ほっカラリ床」も気になったけど、TOTOでもちょっと高い。
お風呂には強いこだわりは無かったので、費用を抑えるために、安いタカラスタンダードに決めました。
洗面化粧台の標準グレード
洗面化粧台も色々ありますが、正直それほど大きな違いは感じませんでした。
標準で選べるのは浴室と同じく、こちらの3社です。
- LIXIL(LC(エルシー))
- TOTO(オクターブ)
- タカラスタンダード(エリシオ)
各社でのグレード順は次の通り。
グレード | LIXIL | TOTO | タカラスタンダード |
---|---|---|---|
1 | ルミシス | エスクア | エリーナ |
2 | L.C.(エルシー) (標準) | オクターブ (標準) | ドレシオ |
3 | ピアラ | ドレーナ | ファミーユ |
4 | エスタ | – | エリシオ (標準) |
5 | リフラ | – | オンディーヌ |
6 | – | – | リジャスト、ウィット |
洗面化粧台の価格も、やはりタカラスタンダードが一番安かったです。
しかし、我が家は間口1800mmの大きな洗面化粧台を希望していました。
これに対応できるのは、上位グレードであるLIXILのルミシスとTOTOのエスクアのみとのこと。
そのため、この2社で検討した結果、ルミシスに決めました。
標準からすると、40万円くらいの値上がりになってしまったので、結構な出費です(汗
2人で同時に身支度することがあるので、横幅の大きい洗面台がよかったんだよね~
トイレの標準仕様
トイレは次の2社から選ぶことができます。
- TOTO(NJ2)
- LIXIL(ベーシア ハーモL)
どちらも、シャワートイレ一体型の便器が標準仕様です。
手洗い付きでもなく、タンクレスでもない、その中間のようなトイレです。
グレードはホームビルダー向けなので比較できませんが、あまり高級グレードではありません。
ただし、手洗い器が標準でついています。これは外しても減額はないとのことだったので、そのまま取り付けてもらうことにしました。
トイレはどちらの会社のものにしても同じ値段とのことだったので、フチがほぼ完全に無くて掃除しやすそうなLIXILに決めました。
TOTOもフチなしトイレとのことだったのですが、くぼみがあって、お手入れのしやすさはLIXILのほうが上だと感じました。
外壁の標準仕様
標準の外壁はニチハのFUGE PREMIUM(フュージェプレミアム)になります。
この外壁はいわゆるサイディングと呼ばれるもので、業界最長30年の保証を提供しています。
厚さが16mm、18mm、21mmのものがあり、厚いほど価格が高い。
アイ工務店では18mmまでは同一価格で、かつ2種類の色まで選ぶことができます。
厚さ21mmのものを使いたかったり、3色以上使いたい場合は、オプションでの対応となります。
使いたいものは、インテリアコーディネーターさんと決めていきます。
余裕のあるかたは、ぜひニチハのショールームに行ってみることをおすすめします。
人気ランキングとかもあるので楽しいですよ!
私は外壁を決めてからショールームに行ったのですが、正直、先に来ておけばよかったと後悔しました。大きいサイズで比較できるのはショールームだけ。
床材(フローリング)の標準仕様
床材は「大建工業」と「永大産業」の2社から選ぶことができます。
大建工業はルームアートJAHという業者向けの品種と、水回り用にはサニーアートというものを選ぶことができます。
基本的には、永大産業でも大建工業でもいいのですが、原則としてどちらか1社で階段や室内ドアも統一して選ぶことになります。
最新の情報だと、施工ミスを防ぐために、必ず1社にしないといけない支店もあるとか?です
2022年着工までは大建(ダイケン)工業を選べたのですが、これ以降は受注停止との情報があります。不確かな情報ではありますが、おそらく全国的な対応と思われるので注意してください。
壁紙(クロス)の標準仕様
アイ工務店では、壁紙に「リリカラ」と「サンゲツ」の2社を選ぶことができます。
使いたい場所ごとにこの2社から好きな壁紙を選ぶことができます。
ただし、標準仕様で差額なく選べるクロスはアイ工務店が指定する品種だけです。
標準仕様のクロス一覧の冊子をアイ工務店から渡されるので、そこから選びます。
標準のものでも十分ですが、柄物とかキラキラにしたい場合はグレードアップが必要です。
標準以外の壁紙も選ぶ場合は、1平米辺り200~800円程度かかります。
我が家は基本標準の壁紙ですが、風水を考慮してトイレだけ1平米800円の物に変えました。3万円くらいの増額になりますが、3万円で雰囲気が大きく変わるので、お得感がありますね。
玄関ドアの標準品
標準の玄関ドアはLIXILのジエスタ2です。
おしゃれで断熱性能の高い玄関ドアを標準で選べるのは嬉しいですね。
そして、私には説明されることはなかったのですが、YKKAPの玄関ドアもアイ工務店の標準仕様です。
玄関ドアはどちらもメーカーでも良いと思うのですが、次に紹介する「窓」との関係で、大きな罠がありました。。。
窓の標準仕様
アイ工務店では、次のサッシを標準で選べます。
- LIXILのサーモスⅡ-H(アルミ樹脂複合サッシ)
- YKK APのAPW330(オール樹脂サッシ)
オール樹脂サッシのほうが断熱性が高く、結露もしにくいので、APW330のほうがいいですね。
しかし!当時の私はAPW330を選べる事を知らず、サーモスⅡ-Hになってしまいました(泣
原因は、サッシと玄関ドアのメーカーは合わせる必要があるらしく、インテリアコーディネーターさんに紹介されたLIXILの玄関ドアを決めてしまったためです。
YKK APの玄関ドアなぜか紹介されず、後で知りました。。。かなり大きな後悔ポイント。
断熱材(発泡ウレタン)の仕様
アイ工務店は高断熱住宅にもこだわっています。
グラスウールなどの劣化しやすい断熱材ではなく、ダルトフォームという発泡ウレタンを壁や天井一面に吹き付けて外の熱が室内に伝わらないようにします。
吹き付ける厚みが厚いほど断熱の効果を期待できるのですが、この厚みが最近アップグレードされたそう。
いまは壁90mm、天井200mmも吹き付けるので、かなり高い断熱性能が期待できます。
基礎の標準仕様
住宅を建てるときの基礎は主に次の2種類。
- 布基礎
- ベタ基礎
それぞれのメリットとデメリットは次の通りです。
<布基礎>
メリット:コストが安い
デメリット:
①地面からの湿気が上がってくる
②荷重を分散しにくく、耐震性が低くなりやすい。
<ベタ基礎>
メリット:
①地面全体がコンクリートに覆われているため、湿気が上がってきにくい
②地面全体で家の重さを支えるため、耐震性が高い
デメリット:コストが高い
アイ工務店では、ベタ基礎を採用しています。
我が家の基礎がこちら。どっしりと地面を覆っています。
坪単価50~60万円のローストメーカーではありますが、この辺りはしっかりしていますね。
玄関タイルの標準仕様
我が家は玄関ドアがリクシルだったためか、玄関タイルもLIXILから選びました。
気になるものは、サンプルを取り寄せてもらって選ぶことができます。
紙面と実物の印象は結構違うので、サンプルを見比べてみることをお勧めします。
まとめ
アイ工務店の標準仕様として選べる装備を一気に紹介していきました。
一部、支店によって異なるところがあるとはいえ、標準装備のまま建てても立派な家を建てることができます。
私の場合は、この標準仕様のグレードの高さが契約の決め手になったといっても過言ではありません。
が、契約後に詳細を検討して思うのは「オプション費用が高い」ということ。
まぁ、この辺はタマホームとかも同じなので、ローコストメーカーの宿命ですかね。。。
それでも、施主があれこれ考えなくても、良い家が経つというのは安心材料の1つです。
ハウスメーカーを選ぶ際は、ぜひアイ工務店を1つの選択肢に入れて他社と比較してみてください。
もし、あなたが仕事・育児や家事で忙しい場合は、資料の一括請求を利用しましょう。
これを使うことで、お住いの地域にアイ工務店が対応しているかどうかを調べつつ、他の競合メーカーにも同時に資料をもらうことができます。
カタログだけをもらえればよい場合は
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ただし、デメリットもあって、登録しているのはある程度の規模がある会社だけなので、地元の工務店などは登録していないので、ちょっと視野が狭まってしまうかも。
それでも、タウンライフには業界最多の840社以上が登録しているので、ほとんどのハウスメーカーは網羅されています。
有名なのでご存じの方も多いと思いますが、知らない方に向けて少しご紹介します。
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