【夫婦喧嘩が減る】仕事や家事で忙しい方あなたへ「理想のハウスメーカーを絞り込む方法」

    アイ工務店の初期保証は20年だった|点検3回で壁紙を交換させた記録

    保証はいつ切れる? 壁紙の無償交換は2年で期限切れ。入居4年・点検3回・支払い0円の記録

    壁紙を無償で直してもらえる期限は2年でした。私はそれを聞いていたので、期限が切れる前の点検で重点的に指摘し、一部を交換してもらいました。
    この記事は約11分で読めます。

    アイ工務店で家を建て、2022年12月に入居しました。

    それから定期点検が3回来ています。

    点検そのものは、どのハウスメーカーでも受けられます。ただ、住んでみて分かったことが1つあります。家の中には、2年で保証が切れる場所と、10年残る場所が混ざっているということです。

    そして、切れるほうは黙っていても誰も教えてくれません。この記事では、我が家で実際に何が起きたかを書きます。

    保証が切れるまでの年数を部位ごとに並べた横棒グラフ。壁紙などの仕上材は2年、住宅設備機器は10年、品確法が定める構造耐力上主要な部分と雨水浸入部の最低ラインは10年、地盤は20年、2021年契約の我が家の初期保証は20年、2026年8月時点の初期保証は30年
    目次

    入居4年で受けた点検3回の中身

    入居してから、定期点検は3回来ました。

    契約したとき、私は無償点検の時期を次のように説明されました。2022年3月に公開した記事に、そう記録しています。

    • 3か月
    • 1年
    • 2年
    • 5年
    • 10年

    入居から3年8か月が経ったところで、回数は説明どおりです。

    点検で見てもらった場所は、次の6か所でした。

    • 外壁
    • 建具(ドアや窓などの開け閉めするもの)
    • 床下
    • 設備
    • 壁(壁紙)

    直してもらったのは、床のきしみ1か所と、壁紙の一部です。どちらも私の負担はありませんでした。

    入居4年のあいだに私が払った修理費は、合計しても0円です。

    2年で切れる保証と10年残る保証

    家は1軒まるごと同じ年数で守られているわけではありません。

    法律で決まっている最低ラインがあります。住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)の第94条です。注文住宅を建てた請負人は、引き渡しから10年間、決められた部分の欠陥について責任を負います。

    ここで大事なのは、10年守られる範囲が条文で限定されていることです。同法施行令の第5条が、その中身を具体的に挙げています。

    区分含まれるもの年数
    構造耐力上主要な部分基礎、基礎ぐい、壁、柱、小屋組、土台、斜材、床版、屋根版、横架材10年
    雨水の浸入を防止する部分屋根、外壁、これらの開口部に設ける戸・わく・その他の建具、屋内などにある排水管10年
    上のどちらにも入らないもの壁紙、床の仕上げ材、設備機器など法律の定めなし
    出典:住宅の品質確保の促進等に関する法律 第94条、同法施行令 第5条(2026年8月27日取得時点の現行)

    壁紙は、条文のどこにも出てきません。床も「床版」は入っていますが、これは構造としての床であって、足で踏む表面の仕上げ材ではありません。

    つまり壁紙と床の表面は、法律の10年に守られていません。ここが各社の独自保証にゆだねられる部分です。我が家では、仕上材の無償交換は2年で切れると説明を受けていました。

    品確法の10年は「これより短くできない」という下限です。第94条第2項に、注文者に不利な特約は無効と書かれています。20年や30年という各社の保証は、この下限に会社が上乗せしたものです。

    壁紙を2年点検で狙って指摘した理由

    2年点検は、私にとって最後のチャンスでした。

    壁紙の無償交換が2年で切れると聞いていたので、その回だけは壁を重点的に見て回りました。気になる箇所を事前に探しておき、点検の当日にまとめて伝えています。結果として、一部を交換してもらえました。

    壁紙は、住み始めてから動きます。木が乾いて縮み、継ぎ目が開いたり、隅が浮いたりします。入居してすぐには出ないので、症状が出るころに期限が近づいているという順番になります。

    ロコズ

    2年点検が終わったあとに気づいても、そのときにはもう無償ではありません。

    私は内覧会(竣工検査)でも200か所を指摘しています。あのときと同じで、見るぞと決めて回るかどうかで、見つかる数は変わります。

    ここまでの要点:壁紙と床の表面は法律の10年に入らないので、各社が決めた期限までに指摘するしかありません。

    床のきしみの原因は建築時の釘

    床のきしみは、経年劣化ではありませんでした。

    歩くと小さく音が鳴る場所が1か所あり、見つけたのは私ではなく点検に来た担当者でした。原因は、建築のときに余計な釘が打たれていたことでした。その釘を抜いてもらい、床下につかえを入れて直しています。

    私はこの家の建築中にも、釘の問題を見つけています。構造用の面材であるノボパンの釘打ち損じで、打ち直しを依頼しました。

    建築中に見つけられた釘と、住んでから音になって出てきた釘があったということです。現場で全部を見つけるのは無理で、残りは入居後の点検で拾うしかないと考えています。

    床のきしみが「床版」の問題なら品確法の10年に入りますが、仕上げ材の固定の問題なら入りません。我が家は0円で直っているので、どちらの扱いだったかを確認していません。原因の区分までは分からないというのが正直なところです。

    点検に来たのは外注のメーカー

    点検に来たのは、アイ工務店の社員ではありませんでした。

    外注のメーカーが担当していて、対応はとても丁寧でした。その会社もアイ工務店と契約を続けてもらう必要があるので、施主からの声を大事にしているようだ、という説明を受けています。

    外注と聞くと手を抜かれそうに感じるかもしれません。我が家に関しては逆でした。評価される側なので、雑にできないという構造になっています。

    ただし、これは我が家に来た会社の話です。地域や時期で担当する会社は変わるはずなので、どこでも同じとは言えません。

    ここまでの要点:直った2件は、壁紙が期限内の指摘、床のきしみが建築時の釘でした。どちらも0円です。

    初期保証20年と30年を分ける契約時期

    保証の年数は、契約した時期で変わります。

    契約したのは2021年です。当時に受けた説明を、私は「主要構造部・雨水侵入部・防蟻処理は無償20年保証」と記事に書きました。

    その記事を公開したのが2022年3月です。

    ところが、いまの公式サイトには違う年数が書かれています。

    原文は「業界初となる防蟻保証を含む初期30年保証を実現しました」です。

    10年目と20年目に有償メンテナンス工事を行わなくても適用される初期保証だ、と説明が続きます。

    項目我が家の記録(2022年3月)公式サイト(2026年8月27日)
    初期保証の年数20年30年
    対象主要構造部・雨水侵入部・防蟻処理構造躯体・防水・防蟻
    住宅設備機器記録なし10年
    地盤記録なし20年(1事故につき最大2,000万円、保険期間を通じて最大5,000万円)
    出典:rocoz.jp「私がアイ工務店と契約した理由5選」(2022年3月8日公開)、アイ工務店 公式サイト「充実の保証制度」(2026年8月27日取得)

    読者にとって大事なのは、どちらが正しいかではありません。自分に適用されるのは、自分が契約した時点の内容だということです。

    いま公式サイトに載っている30年は、これから契約する人の条件です。私の家は20年で聞いています。同じ会社で建てても、契約の年が違えば守られる年数が違います。

    公式サイトには、保証を続ける条件として「すべての定期点検を受けていただくこと」と書かれています。点検を受けないと、年数が残っていても保証が使えなくなる可能性があります。

    我が家1棟の記録にとどまる限界

    ここに書いた数字は、我が家1棟のものです。

    急ぐ方は次の見出しまで飛ばしてください。以下は、この記事で確認できていないことの一覧です。

    • 壁紙の2年は、書面で確認できていません。説明を受けた内容として書いています。アイ工務店の公式サイトに、仕上材の年数の記載は見当たりませんでした
    • 点検の年次(3か月・1年・2年・5年・10年)も、2022年3月時点の私の記録です。2026年8月27日に見た公式サイトには、具体的な年次の記載がありませんでした
    • 我が家の保証書は見当たりません。年数の裏づけは、契約当時に私が書いた記事の記述に依っています
    • 点検を担当した外注会社の社名は書いていません。地域や時期で変わるためです
    • グラフに並べた年数は、法律の下限と各社の独自保証が混ざっています。定義が違うので、この2つを直接比較して倍率を語ることはできません

    保証書が見当たらないときの確認先

    この記事を書くにあたって、我が家の保証書を探しましたが見つかりませんでした。

    同じ状態の方は多いと思います。引き渡しのときに大量の書類を受け取り、そのまま置いてあるからです。次の順に探すのが早いはずです。

    • 引き渡し時の書類一式を探す。保証書、アフターサービス基準書、住宅設備の取扱説明書がまとまっていることが多い
    • 工事請負契約書を見る。保証の範囲と年数が契約条項に書かれている場合がある
    • 見つからなければ建てた会社のアフター窓口に問い合わせる。契約時点の内容は会社側に残っている

    問い合わせるときは、いま公式サイトに載っている年数ではなく、自分の契約時点で何年だったかを聞いてください。

    あわせて、仕上材のように短い期限のものが何年で切れるかも確認しておくと、次の点検で何を見るかが決まります。

    家づくりの7段階のうち、この記事が入居後の段階を扱っていることを示す帯状の図解

    よくある質問

    定期点検を断ると、どうなりますか

    アイ工務店の公式サイトには、保証の条件として「すべての定期点検を受けていただくこと」と書かれています(2026年8月27日取得)。年数が残っていても、点検を受けていないと保証が使えなくなる可能性があります。断らずに受けることをおすすめします。

    壁紙のはがれは、何年まで無償で直りますか

    我が家は2年と説明を受け、2年点検で指摘して一部を交換してもらいました。ただし書面では確認できていません。壁紙は品確法が定める10年の対象に入っていないため、年数は各社が独自に決めています。自分の契約書で確認してください。

    入居4年で修理費はいくらかかりましたか

    0円です。直したのは床のきしみ1か所と壁紙の一部で、どちらも私の負担はありませんでした。24時間換気のフィルター掃除は自分で続けていますが、これも費用はかかっていません。

    点検はアイ工務店の社員が来ますか

    我が家に来たのは外注のメーカーでした。対応は丁寧で、アイ工務店との契約を続けるために施主の声を大事にしている、という説明を受けています。担当する会社は地域や時期で変わると考えられるため、どこでも同じとは言えません。

    まとめ

    入居4年で、定期点検は3回来ました。

    直したのは2件で、支払いは0円です。

    • 壁紙と床の表面は、品確法が定める10年の対象に入っていない
    • 我が家では仕上材の無償交換は2年と聞いていたので、2年点検で重点的に指摘して一部を交換してもらった
    • 床のきしみは経年ではなく、建築時に打たれた余計な釘が原因だった
    • 初期保証は、私の記録では20年、2026年8月の公式サイトでは30年。適用されるのは契約した時点の内容

    短い期限のものほど、症状が出るころに切れます。保証書を探して、自分の家が何年で何が切れるかを一度だけ確認しておくと、次の点検で見る場所が決まります。

    出典一覧

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