我が家の外構工事は税込297万円でした。見積書に入っていた金額は、その半分以下です。
この記事は約12分で読めます。
見積書に外構工事費が入っている。けれど、その金額で本当に終わるのか。
我が家の見積書には120万円と書かれていました。実際に払ったのは税込297万円です。
ただし私は外構の相見積もりを取っていません。だから、この金額が高かったのかどうかは、いまも分からないままです。

見積書の外構120万円は実額297万円
外構は見積書の2.25倍になりました。
我が家がアイ工務店から受け取った初回見積書には、外構工事費が120万円で入っていました。
これは仮置きの金額です。実際にどこまでやるかは、家が建ってから決めることになりました。
実際に届いた外構工事の請求は、税込297万円でした。

税抜と税込を揃えると2.25倍
金額を比べる前に、税の扱いを揃える必要がありました。
見積書の120万円は税抜です。実額の297万円は税込でした。そのまま引き算はできません。
| 揃え方 | 見積書 | 実額 |
|---|---|---|
| 税抜どうし | 120万円 | 270万円 |
| 税込どうし | 132万円 | 297万円 |
どちらで揃えても、倍率は2.25倍で同じでした。
差額のほうは揃え方で変わります。税抜どうしなら150万円、税込どうしなら165万円です。
297万円に含まれた4つの工事
駐車場から照明まで、家の外まわりを一式で頼みました。
- 駐車場の土間コンクリート
- 目隠しフェンス
- タイルテラス
- アップライト照明
植栽まわりに敷いた割栗石も、この工事に入っています。

項目ごとの金額は、私の手元に残っていません。だから内訳までは書けません。
着工から完成まで約2か月
外構工事は、入居とほぼ同時に始まりました。
着工は2022年12月です。
完成したのは2023年2月でした。
工事期間は約2か月です。住みながら待つことになりました。
その間、家の外まわりは工事中のままです。
3社の見積書で外構は120万円と410万円
同じ外構でも、会社によって金額の付け方が違いました。
我が家は7社から見積もりを取っています。そのうち外構の扱いを比べられたのは3社でした。
| 会社 | 見積書の外構(税抜) | 実額270万円との差 |
|---|---|---|
| アイ工務店(契約) | 120万円(仮置き) | 150万円 低い |
| タマホーム | 410万円 | 140万円 高い |
| ユニバーサルホーム | 記載なし | 比べられない |
契約したアイ工務店は150万円低く、タマホームは140万円高く見積もっていました。
両社とも外していて、外れる向きが逆だったことになります。
見積書を並べた時点では、タマホームの外構410万円は高く見えました。総額を押し上げていたからです。
ユニバーサルホームの見積書には、外構の記載そのものがありませんでした。総額はいちばん安く見えます。
3社の見積書を項目ごとに並べ直した記録は、別の記事にまとめています。

外構は総額の10.0%・本体の12.1%
外構が1割かどうかは、何で割るかで変わりました。
「外構は家の1割」という言い方があります。我が家の数字で確かめてみました。
初回見積書の本体工事費は2,224.8万円で、本体以外に484.8万円が乗っていました。
| 何で割るか | 金額(税抜) | 外構270万円の割合 |
|---|---|---|
| 本体工事費だけ | 2,224.8万円 | 12.1% |
| 本体+本体以外 | 2,709.6万円 | 10.0% |
本体だけで割ると12.1%、本体以外まで含めると10.0%になりました。
1割に収まったのは後者です。同じ実額でも、分母を変えると答えが変わります。
坪単価とまったく同じ構造でした。何を何で割った数字なのかを見ないと、比べようがありません。

提携業者に頼み、相見積もりを取らなかった理由
時間と手間を惜しんで、比べずに決めました。
外構を頼んだのは、アイ工務店が提携している外構業者です。
仕事に不満はありません。ただ、価格は少し高いと感じました。
それでも相見積もりは取りませんでした。打ち合わせをこれ以上増やしたくなかったからです。
比べなかったので、高かったのかどうかが分からないまま残りました。
ここは確認できなかったことの話です。急ぐ方は次の見出しまで飛ばしてください。
外構業者のコラムには、ハウスメーカー経由だと手数料が上乗せされるという説明がよく出てきます。10%から30%という数字を挙げているものもあります。
ただし我が家は他社の見積もりを取っていません。実際にいくら乗っていたのかは確認できていないので、この記事では金額として扱いませんでした。
いま思えば、他社の金額を1つでも見てから決めればよかったと感じています。
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4本立ちを2つに割って植えた2時間
植栽だけは通販で買って、自分で植えました。
外構費を少しでも下げたくて、木は自分で用意することにしました。選んだのはシマトネリコです。

届いたのは2023年2月5日の夕方でした。
梱包されたまま玄関前に立てると、玄関ドアより高さがあります。
15分後には開けていました。

出てきたのは、1株から4本の幹が立ち上がった株立ちでした。
4本だとボリュームが多すぎると感じました。そこで2つに分けて、離れた場所に植えることにします。
根が広がらないように、根域制限用の不織布ポットも買っています。根域制限 = 根が伸びる範囲を袋で囲って抑えることです。

根が伸びる力は強いと聞いていたので、2重にして使いました。端は少し切って、割栗石の下に隠れるようにしています。

翌日の夜、のこぎりで株を2つに割りました。到着から約29時間後です。
写真は、割った直後の根鉢を並べたものです。左右で根の量が違って見えます。
穴を掘って2本とも植え終わるまで、かかったのは約2時間でした。
枯れた半分と、フェンスを越えた半分
割った2つのうち、1つは枯れてしまいました。

2023年6月の夜に撮った写真です。
手前の1本には葉がついていますが、奥の1本はほとんど落としています。
奥のほうは、7月ごろに植え替えました。
植えてから約5か月で枯れたことになります。
私は、のこぎりで無理に割ったことが原因だと考えています。根鉢を切れば、片方に残る根は減るからです。写真でも、2つの根の量は同じではありませんでした。ただし枯れた原因を確かめたわけではないので、考察にとどめます。
残ったほうは、そのまま育ちました。

2026年8月の夜に、同じ場所を同じ照明で撮っています。
植えてから約3年7か月が経ちました。
シマトネリコはフェンスを越えて茂っています。
根域制限のポットが効いたのかどうかは分かりません。掘り返していないからです。
家の中の設備でも、同じように自分で買って自分で付けたものがあります。

外構費の相場を示す公的統計は0件
外構だけの金額は、国の統計から取り出せませんでした。
ここは数字の出どころの話です。急ぐ方は次の見出しまで飛ばしてください。
「外構の相場は100万円から300万円」という説明をよく見かけます。けれど、その根拠になる公的統計は見つかりませんでした。
国土交通省の建築工事費調査は、完成した建物の工事費を1棟ごとに調べています。その記入要領には、こう書かれていました。
1つの請負工事契約に建築本体工事費及び設備工事費の他に、外構工事、解体工事、設計費などが含まれる場合は、わざわざ切り分けて頂く必要はありませんので当該請負工事契約の請負代金の総額を入力してください
つまり外構は分けずに合計で報告してよいことになっています。調査票がそう指示しているのですから、集計に外構だけの数字は残りません。
公表されている数字も、工事実施床面積と工事実施額の2つだけでした。外構の内訳はありません。
住宅金融支援機構のフラット35利用者調査も同じです。建設費の定義には屋外附帯工事費が含まれますが、そこだけを取り出した数字は公表されていません。
世に出ている外構の相場は、外構業者や比較サイトが自分で集めた数字です。国が集計した平均ではない、という前提で読む必要がありました。
我が家1棟の記録にとどまる限界
この記事の数字は、我が家1軒のものです。
ここは限界の話です。急ぐ方は次の見出しまで飛ばしてください。
- 項目ごとの金額は手元に残っていないので、297万円の内訳は書けません
- 土地の広さと形、地域によって外構費は変わります
- 相見積もりを取っていないので、この金額が高いか安いかは判定できません
- ハウスメーカー経由で手数料がいくら乗っていたかも確認できていません
- 植栽が枯れた原因は、確かめたわけではありません
- 税抜270万円は、税込297万円を1.1で割った換算値です
契約後にお金がどう動いたかは、減額調整の記録にもまとめています。

外構297万円でよくある質問
- 外構工事はいくらかかりましたか
-
我が家は税込297万円でした。駐車場の土間コンクリート、目隠しフェンス、タイルテラス、アップライト照明が含まれます。見積書には税抜120万円の仮置きで入っていました。
- 見積書の外構費はあてになりますか
-
我が家では2.25倍になりました。仮置きの金額かどうかを、見積書をもらった時点で確認しておくとよいと思います。
- 外構はハウスメーカーの提携業者に頼むと高いですか
-
我が家は提携業者に頼み、相見積もりを取っていないので比べられません。手数料がいくら乗っていたのかも確認できていません。
- 植栽は自分で植えられますか
-
我が家は通販で買ったシマトネリコを約2時間で植えました。ただし1株4本立ちをのこぎりで2つに割ったところ、片方は約5か月で枯れています。
見積書の外構と実額297万円のまとめ
我が家の外構工事は税込297万円でした。見積書に入っていた120万円は仮置きです。
倍率は2.25倍、本体以外まで含めた総額に対しては10.0%でした。
ただし相見積もりを取らなかったので、この金額が高かったのかは分かりません。
自分でやった植栽のほうは、1株を2つに割って、半分を枯らしました。
どちらも確かめる手間を惜しんだ結果です。外構は建物と別契約になることが多く、他社の金額を知る機会は自分で作るしかありませんでした。
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出典一覧
- 国土交通省「建築工事費調査 回答フォームのご説明/設問の説明・定義」問6 工事実施額
- 国土交通省「建築工事費調査(令和5年分)の調査結果について」令和6年9月30日公表
- 住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 調査の概要」2025年度・用語の解説
- いずれも2026年8月29日に取得しました
